一緒に香港の街を歩いてみましょう。    
     と言うこって、初めて香港へ行かれる方
   是非ご活用くだせい。また何度も行かれてる方は
   そーだったよなぁなんて思い出してお読みください!
                                

              日本語と同じようなもの


  例えば、日本語で「花」「鼻」「箸」「橋」みたいに
    少しイントネーションが違うだけで、意味が変わってくる
    文字が、香港には死ぬほどありまする。あと、
    前後の文章から読み方自体が変わるってのも多々。
    例えると「比」の文字。「ちー」と読んだり、「ぺい」と
    読んだり、これはもう体に覚えさせるしかないですねぇ。
    そして香港の人って語学の天才かも・・・。
    まず広東語・北京語(100%じゃないけど)あと英語
    (これも全員が喋れるわけじゃないんだけど)しかーし3つの
    言葉を話せる人が多い!例えて比較しますと、
    日本で「英語・標準語・大阪弁」(極論すぎるって・・・)を
    話せる人間がどれだけいるのか?となると香港よりも
    比率が下がりますよねぇ。香港じゃ幼少の時から
    かなり高レベルな英語を義務教育で学べますが、わしが
    幼少の頃、英語の「え」の字も無かったぜぃ。
    ちなみにわたしゃ、標準語どころか日本語自体危ういし・・・。
    それだけ香港の学習内容のレベルが、高いんですよね。
    わしの中学の英語なんて超悲惨・・・。だってあんなん
    何時使うねん!でしょ?だって「ThisissanApple」
    だの「OrangeorApple?」ってオイオイ・・・。
    まさに「見たらわかるやろぉ的イングリッシュ」
    あぁ香港に生まれていたら、今頃はトリリンガルだったのに。

 
       たまにはちゃんと呼んだげて・・・


  日本でマスコミ等に、香港や台湾の明星が
    取り上げられることが、多くなりましたが、いかんせん
    まだまだ名前の日本語読みがあやしい・・・。確かに
    気持ちは解るんですが。「変」でおます。
    「江澤民国家主席」なんて「こうたくみんこっかしゅせき」
    だぜ・・・。「こうたくみん」・・・・実にうさんくせぇ。。。
    間違ってはないと思いますが、本当の読み方ってのは
    その人の国での呼ばれ方ですよね。あと誰がいいだしっぺか
    しりませんが「ジュディオング」「アーロンクォック」の
    名前ですが、香港じゃ「アーロンクォック」なんて
    言いませんよねぇ。最後の「ク」は、ほとんど発音しないし。
    ジュディの方は「おんぐ」やし・・・・(-_-;)
    なら「ジョーイウォン」は、「ジョーイウォング」
    じゃねぇのかい?まー字が違いますが、ほいじゃぁ
    「リンダウォン」は?お父さんの「ジミーウォング」にゃ
    「グ」がついているのに、何故、娘にゃ「グ」がないのだ
    ・・・・・・・・???でしょ?確かにローマ字表記だと
    ほとんどの明星に[G]が入ってます。みんな「グ」を
    つけたらそりゃー暑苦しい名前になりますわな。
    レスリーなんて「レスリーチョング」だし、星爺なんて
    「チャウシングチー」だしさぁ。でも今更「ジュディオング」
    の「グ」を取ったとしたら「ジュディオン」なんかふざけた
    感じがしますね・・・。名前は最初が肝心ですので、
    マスコミ各社の方、ちゃーんと呼んであげてくだせぇ・・・。


       広東語はガイドさんに聞こうぜよ


  香港のガイドさんを利用させて頂きましょう。
    もちろんあちらは、日本語堪能!街・人物の名・ホテルの
    広東語の読み方や、書き方なんぞをどんどん聞きましょう。
    香港じゃ若者以外は、英語が出来る人もまばら・・・。
    それに勉強にもなるので、ガイドさんに聞いちゃってください。
    また明星の名前を「何て読むの?」なんて聞いた日にゃー
    「何?あなたこの人のファンですか?」なんつって、
    やたらと盛りあがる事必至。是非ガイドさんとスキンシップを!!
    廣語でガイドさんに「?個字廣東話點講?」
    (にこちぃくぉんとんわーてぃむこん?)なんて聞くとさらに
    エェ感じになるかと思われ(*^^)v


         香港人が使う日本人特有の花名


  香港の人が日本人に対して、良い印象がないことは事実。
    教育文化の差ですな。日本は過去のことに対して閉鎖的だで。
    まぁ昔、それだけの事をしでかした私達が悪いんです。
    しかし目の当たりに馬鹿にされれば頭に来ますよねぇ。
    香港の人は私達を「がーちゃい」「やっぷんむい」と
    呼ぶことがあります。前者は戦争時代、日本人が香港を
    支配下に置いていた時、「日本人はが行の音をよく出す」
    ので「がーちゃい」後者は「日本妹」と書いて
    「やっぷんむい」これは女の人に使う俗語でして
    「娼婦」的な意味があるようです。まぁ出来ることなら
    両方とも言われたくないっすけど・・・。昔的士で学友の
    おっかけをしていたころ、「香港電台へいってくり」と言うと
    運ちゃんが無線で友人と喋り出して、その内容が
    「今何処に向かってるの?」「香港電台」
    「なんで?何かイベントあるの?」「さぁ・・・日本妹二人が
    行けってさ」「日本妹?ふーん」みたいな内容・・・。
    悲しいかな文句の広東語はよくわかるんだよねぇ。
    広東語まったく解らないほうが良かったような気がする・・・。
    しかしこの手の俗語は、戦争を知らない子供達でも
    悪意無く使ったりするので気にしないほうがいいでしょうね。
    悪気無く、意味も知らずに言ってる子も多いので
    (それもどうかと思うけど)軽くあしらっておきましょう!!


           余談ですが・・・


  よく街中で空き缶持って「恵んでください」って方
    見かけますよね。特に香港は多くて
    (ボランティア好きやから)私は、こんなふざけたヤロー
    ですが、めっぽうこの手の方々に弱く、すぐに空き缶へ
    ボランティアいたします。両足が不自由なおやっさんが
    「両足が不自由で働けません。寄付してください」と
    アスファルトに書いてあったので10$ですが、寄付した所
    でっかい声で「多謝先生!多謝先生!多謝先生!」と
    叫ぶではありませぬか!先に進みかけていた私の足は
    おやっさんの方へ勝手に戻り、「誰が先生じゃーーーー
    もう一回言うてみい(もちろん広東語で)」と叫びますと
    両足不自由のハズのおやっさんの足が動きまして(笑)
    言い直してましたよ「多謝小姐」って・・・・。
    「こんな女性の中の女性のJOAさんをヤローと間違えるたぁ
    良い度胸じゃねぇかぁ!(これがいかんっつーの)」
    しかしあの、おやっさんの足を直したのはJOAさん
    かも知れない・・・。あぁ良いことをしたね・・。


    
香港探検隊は98年頃のメルマガバックナンバーです。
       現在の香港とは異なる事だらけかと思いますが,
          許しておくんなまそ<m(__)m>

                         
1998年2月4日号
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