一緒に香港の街を歩いてみましょう。    
     と言うこって、初めて香港へ行かれる方
   是非ご活用くだせい。また何度も行かれてる方は
   そーだったよなぁなんて思い出してお読みください
                                

               国境を越えませう!


  今回は「しんせん」をご紹介(漢字が無いので日本語読みで失礼)
    香港と同じく経済特区のしんせんは、凄い発展を遂げた所
    なのでありんす。香港が今のようになるまでに、
    100年程かかっていますが、しんせんは、たった17年で
    今ほどの経済発展を成し遂げた、言わば「ケ小平氏」が
    いかに凄い人間かを教えてくれる所ですね。特区に指定される
    以前は、小さな貧しい漁村だったんですが、小平氏が特区に
    指定し、ババーンと成長したんです。「世界一・亜州一」が
    好きな、中国人なもんで、もちろんしんせんにも、亜州一が
    あります。ビルですがね・・・。小平氏亡き後の現在も
    引き継いで衰えることなく、発展し続けているらすぃ。
    そんなしんせんに行くには・・・。これ又ツアーをおすすめ!
    個人で行くと「ビザ」の問題、地理の問題が大変ですので
    是非パンダバスなどのオプションをご利用ください。
    もし「パンダバスなんて嫌!」と言われる方は、あらかじめ
    香港の中華人民共和国外交部駐香港査証弁事処にて申請し
    取得してちょ。特に祝日は、早めに取得しておかないと
    羅湖で申請するとなると、人の群れが出来て、それだけで
    1日終了しちゃいます・・・。言葉の壁が乗り越えられない!
    って方は、香港の旅行会社に代行して貰うって手もありんす。
    ただ、ちとお金が発生しますがね。パンダバス等のツアーで
    国境越えすると、パスポートにビザのはんこを
    押してもらえません。団体用のビザで出国しますので・・・。
    だから、よほどの「スタンプフェチ」以外の方は、ツアーに
    参加するのが無難です。パンダバスを利用した場合の、
    しんせんオモシロツアーをご紹介させて頂きます。
    お申し込みは、各旅行会社又は香港観光協会でどうぞ。
    パンダバスは日本語OKですので、直接お申し込み出来ます。
    料金は、行く場所に寄って違いますが、大体800$程から
    行けます。「ミニチャイナ」「民族文化村」「世界の窓」と
    行く所によって、多少金額の変化はありますので
    個々でご確認を!申し込みますと「あなたは、何処の
    ホテルにお泊まりですか?」と聞かれます。待ち合わせを
    決めるためですが、香港島でお泊りでしたら、香港島の
    主要なホテルを言われますので、メモっておきましょう。
    バスは、お迎えに来てくれません。たまたま、そのホテルに
    泊まっている!という場合もありますが、大抵は、
    指定された時間に、指定されたホテルのロビーで待ち合わせ
    それからバスに乗って、九龍側の待ち合わせホテルへ行き、
    合流するんです。最近は不況なのか、お客は少ないらしい
    ですが。ホテルのロビーで待っていると、ぜんまい仕掛けの
    おやじが登場「パンダバス。フタリ?ノッテクダサイ。
    イキマス。」とマニュアル通りの日本語を話すおやじです。
    案内されたバスは、見事にかっちょ悪いのであります。
    「パンダバス!」とでかでかと車体に書かれたバスです。
    九龍側のみんなと合流すると、ありがたい事にバスを
    乗り換えるんですよ。返還されて、同じ中国になったと言えど
    「特区」は別もの。ということで、しんせんを走るには
    廣東省のナンバープレートが必要。また香港市内も
    走れるようにと香港のナンバープレートも付いています。
    2種類のナンバープレートを持つ車に乗り換え、
    かっちょ悪い車とさよーならし、いざ、新界を抜けて
    目指すは、国境の街「羅湖」へ。全員バスから降りて、
    まず香港を出国。香港側はスタンプ押してくれます(笑)
    そして添乗員さんの後に、なぜか番号順に並んで
    入国審査です。番号順に並ぶのは、団体ビザの為、
    団体ビザは、順番に書いてありまして、順番に並ばないと
    誰がどのビザか分からなくなるかららすぃ。香港から
    もちろんパンダバスの添乗員が付いてきますが、
    なぜかしんせんに入ると、パンダバスのしんせん支社の人?
    だか知りませんが、添乗員が変わります。でも香港から
    一緒に来た、添乗員も一緒に行動しますが、
    口を挟まなくなりまして、全てはしんせん支社の人が
    案内してくれるようになります。人件費の無駄使いだと思う。
    またこの添乗員がきっつい・・・「ココ、シンセンハ、
    キセキノマチトイワレテイマス。17ネンデ、コレダケノ
    ケイザイハッテンヲナシトゲ、キセキノマチト、イワレテイマス。
    アッ!ミギテヲゴランクダサイ。ソマツナイエデショ?」
    失礼極まりない!昔ながらの漁民の家が少し残って
    いるんですがきっとまだ住んでるのに「粗末な家でしょ?」
    はないっしょー!タラタラ説明があり、まずはしんせん市民の
    台所「自由市場」へ。香港の市場でも大概、キツイもの
    売ってますが、しんせんは、もっとリアルです・・・。
    この市場、なんか暗いんですよ・・・。略字の本を記念に
    買おうと思い、本屋へ行ったら、芸能雑誌がゼロ。しかも
    中国ならではで「古い」何も買えなかった・・・。お隣では、
    香港四大天王なんつってんのに・・・。唯一香港明星が
    見れました!本屋に飾って有る、3年前のカレンダーに
    張学友が!「オイオイ、タイムスリップしてもーたで・・・」
    的感覚。自由市場を見終えますと、大抵ホテルに行きます。
    お茶しに行くだけなんですが、中国で言う所の5つ星ホテル。
    「シャングリラホテルは香港の半額以下で、いつでも良い
    ホテルに泊まれますので機会があれば是非どーぞ」とカタコト
    で営業された。そして、これがやっかいなんですが、
    次はしんせん市立博物館へ・・・。博物館って言うか、
    国営の土産屋。絶対逃げられないんです。香港の貴金属
    シルク・漢方薬巡りと同じと言うより、あれよりもキツイ感じ。
    博物館を案内するといっても、ほんの狭い1フロアーだけ。
    後は日本語堪能な博物館員に集中攻撃されます。
    「これ国宝!今なら50万円!みな翡翠で出来てる。安いねー!
    今買うと博物館に名前登録する。輸送費もタダねー。」
    なんて攻撃です。相手にしないでほっておきましょう。
    国宝売るって何事ジャー!そないに外貨が欲しいのか?
    罰当たりなっ!この場を切り抜けたと思ったら大間違い!
    最後にどデカイのが待ってます。そこは、土産コーナー。
    貴金属から国宝まで、なんでも取り揃えてござる。
    まさにここは地獄です。ここの店員全員が日本語ぺらぺらで、
    しかもマンツーマンで販売攻撃!JOAはひたすら
    「いらんのじゃー」と言ってますと、あきらめたのか
    他の客に攻撃開始!あるおじいさんは、掛け軸9本も
    買わされてました。じいさんは「わしゃ見たいと言っただけ
    なのにこいつら、箱に詰めて包装しよるんじゃ」と
    私に訴えてましたが「かわいそうに」と思わず出てしまった・・。
    一部始終見てましたが、その箱詰め・包装の仕方が、
    そのスピードたるや。ギネスブック物の早業!
    「こいつはイケル!」と確信したら、店員5人掛かりくらいで
    一斉に箱詰めするんです・・・。まーしんせんにパンダバスで
    行かれる方は、ここだけ要注意!博物館って名前だけ・・・。
    しんせんでは「博物館」と書いて「みやげや」と読むのか?
    その後は、ホテルでお食事し、選んだ「ミニチャイナ」やら
    「民族文化村」「世界の窓」やらに添乗員さんが
    連れていってくれます。「民族文化村」はおすすめですので
    是非どうぞ!広い敷地内に山ほど、復元した民族の住居があり
    パレードやダンスなどもおもしろいです。ただ夜は
    「エレクトリカルパレード」もどきもやってくれますが、
    かなり「しょぼい」です。2時間程堪能した後、またバスで
    香港へ戻ります。これが大体のパンダバスメニューです。
    博物館さえ、我慢すれば楽しいですよ。あれが一番の
    ネックですねー。個人で行かれるには、治安等の問題で
    あまりお薦め出来ません。始めは、ツアーで行かれる事を
    お勧めします!


         返還カウントダウンマカオ!


  「澳門=おうむん」へいきませう!香港へ遊びに来てるのに
    何でマカオなんて・・・。NonNon・・。香港から
    ちょっとした国境越えや、離島探索なんぞに出かけますと
    香港へ帰ると言う感覚を味わえておいしいんです。(
わしだけ?)
    いざ香港へ帰るぞーとなると、何とも言えない感じになるんです。
    これを味わいたいが為に、香港を離れている、不純人間JOA。
    香港へ来ても、あぁーきたぞー!と言う感覚が無い!
    って人いませんか?私もそうですが、初めて香港へ行った時から
    「ただいまぁ」とか言いつつ思わず「香港居民」に
    並びそうになったり・・・。きっと私だけじゃ無いはず。
    香港に来た時だけじゃなくて、香港にいながら
    「ただいま香港」が味わえる国境越えをしませう!
    マカオは、99年の中国への返還まで、まだポルトガル領。
    だからパスポートを必ずお持ち下さい。いろいろ不安なんぞが
    有るぞ!と言う方はお決まりのパンダバスなんぞの
    オプショナルツアーでどうぞ。個人で行かれる方は、
    中環(新港澳碼頭)かチムサーチョイの中港城にある
    中港碼頭に直接出向き、乗りたい船のチケットをゲットしてちょ。
    なるべく前売りをお買い求め下さい。突然マカオに
    行かねばならん!という衝動にかられ、「今日行くぞ!」
    となった場合は、早朝に出向いてチケットをゲットしてください。
    でもこの場合、祝前日は避けて下さい。一攫千金狙いの
    香港人がこぞってマカオへ行きますので、まずチケットは
    取れません。平日でも結構たくさんの香港人が来ますので
    祝日となると、そりゃもう半端な数ではないと思います。
    当日にチケットを手に入れると、本当に時間が無いと
    思って頂いてOK。マカオに着いてもせいぜい4時間とか
    5時間とかしか時間が無いです。船のチケットをゲットしても
    すぐに乗って出発!って訳には行かなくて、チケットを
    ゲットしてから、2、3時間してから、いざ出発!ってな
    感じですので、オプショナルツアー以外だと当日は
    出来るだけやめて、数日前にチケットをゲットしておきましょう。
    これはあくまでも日帰りの設定でお話しておりますが。
    マカオ行きの船にはいろいろ種類がありましてお好みでどうぞ。
    無難なのはジェットフォイルです。船については
    チケット売り場でチラシなどが在りますので、
    所用時間・運行本数・金額などを下調べして、身体にあった
    船をご利用ください。「身体にあった?」そうです。
    「揺れ」が半端じゃない船もあるんすよ。
    マカオに着いたとたん、「香港帰るー」と言いたくなるような・・・
    ゲロゲロ船も存在しますので・・・。所要時間は大体、
    1時間から1時間30分くらいです。お金持ちで 
    「何?1時間もかけていられねぇ!」と言う奇特な方は、
    ヘリコプターでどうぞ。1300$前後で、たった20分で
    マカオに到着です。マカオは、20日以内ですと、ビザは
    要りませんので、パスポートとお小遣いとマカオの地図を
    持って気楽な格好でご出国くだされっ!特にブランド物や
    貴金属チャラチャラでマカオへ行くのは、やめた方が無難っす。
    とってもデンジャラスです。マカオへ行くのは、ジャージが一番
    おすすめ。はっきり言って小汚い格好で行く事をお勧めします。


    
香港探検隊は98年頃のメルマガバックナンバーです。
      現在の香港とは異なる事だらけかと思いますが,
      許しておくんなまそ<m(__)m>

                         
1998年2月10日号
-ybyqy:yqe